PressCub50を眺めてみる・結構共通しているところ


 
レッグシールド (風防?)
  Cubの(と言うかビジネスバイク全般の)雰囲気を決定的に醸し出す必須アイテム。砂利道なんかを走る時に跳ね上げられた小石などを弾き返してくれるので結構重宝しています。が、雨の日には意外と役たたずで、大袈裟な割には足が雨に濡れます。その上、バンクさせて走行するとガリガリと削って走る事になり鬱陶しい事もまま有ります(私の操作に問題があるだけか?)。
  また、年月が経つと劣化してひびが入ったり皺が寄ったりします。そして脆くなり崩壊…
 
センタースタンド
  私は普段は使用しませんが、基本的な整備の際や洗車の時などには使います。新聞を積む時にはサイドスタンドだけで用を足してしまいますし足せてしまいます。センタースタンドを使用して新聞をつめない事も無いのですが、新聞が薄くて軽い時だけにしか使わない方がいいと思います。
  リアに新聞を積んでいき重量のある限界点を超えると「ガタン」という音と共に後方に多少傾きます(やじろべえ・シーソー状態)。そして新聞が雪崩を打って崩れていく…そんなわけで私は使いません。
  但し、新聞を全部機械の袋詰めにしてしまうと使わなければならない時が来るかも、そうしたらリアタイヤと地面に隙間が出来てシーソーになってしまうのだから、その隙間を廃材などで最初から無くしておけば何の問題も無いわけです。
 
チョーク
  これも使った事が無いですね。たとえ冬でも。関東地方南部はそんなに寒くならないという気候条件もあるのかもしれませんが、毎日乗っているからエンジンの掛かりは抜群。私の愛車のチョークレバーは動くけれど、機能を果たしているかどうかは使ったことがないのだからなんともいえませんなぁ。
 
ガソリンタンク
  容量が少なそうですが(4リットル)、過酷な使用状況である新聞配達で一日20km走っても1週間は無給で過ごせます。まあ、空になる前に(メーター読みで半分)給油しておきますが。私は十分だと思いますよ。 ただ、フュエルメーターが結構いい加減なのにはちょっとまいります。
  また、一応リザーブタンクが付いていて突然のガス欠にも対応できます。そのリザーブ分でもかなり走れるのですがね。
  裏技として、リザーブすらも使い切った後で困った時は、コック(写真)をリザーブにしたまま車体を持ち上げて振ってみたりするとタンクの片隅に残るガソリンが出てきて、それで1Kmぐらいは走れます。
 
シートを持ち上げれば見る事が出来ます。
キャップには鍵が付いています。
燃料コック。これを下に捻ればリザーブ。
レッグシールド左側の蓋を外せば現れます。
 
メーターパネル
  単純明快、シンプルイズベスト、大変見やすいです。常時ロータリー式ですから、3速ランプが付いています。でも、そのタマが結構簡単に切れるんです。
 
シート
  あの形状とクッションが尻にジャストフィット。座り心地は抜群。ただ、簡単に破けるので、その時はシートを取り替えてしまうか純正のシートカバーを装備するといいでしょう。穴が空いたままだと、水が染みてきて座った時に尻が濡れます。
 
尾灯
そりゃもう申し訳程度の装備にしか思えません。更に最近のCUBすら常時点灯式になっているので、タマが切れやすくなっています。切れたタマは早めに取り替えましょう。タマ切れに気が付いていない人が多すぎます。運行前点検はやった方がいいかと(いや、絶対やってくれ)。カマ掘られます
 
タイヤ
  前後が共に17インチという、自転車のような感じ。パターンも極々簡単です。新聞配達に使用していて、大体リア5500km、フロント10000km位で交換しますが、パンクするまでタイヤが減っているのに気がつかなかったというツワモノもいます。
 
 
サスペンション
  ビジネスバイク以外のバイクに乗っている人には貧弱でしょうがなく感じるでしょう。実際、ものすごくいい加減な乗り心地がします。気に入らなければ他社製のサスペンションに取り替えれば宜しいでしょう。しかし、新聞配達には標準装備のものが耐久性を考えると一番なので、手を加えずに使っています。
  リアサスペンションはSuperCubの物より幾分硬いそうです。そりゃそうだ、あんな重い荷物を毎日積んでいたら、普通のものだと簡単にへたってしまいますものね。
 
 
マフラー
  やっぱり標準装備品が一番静かで耐久性が有ると思われるのでそのままです。それ以前に、新聞配達では普通替えようとは思いませんがね。 マフラーに穴があいたりしてそのまま配達してしまうと苦情が来るようです。読者の方々もあのCub独特の音に慣れてしまっていて、あれ以外の音だと気になるのかもしれませんね。
 
チェーン、スプロケット
  Oリング入りなんて言う大層なチェーンでは有りません。スプロケットも一般的なものです。ただ、チェーンカバーに覆われていて状態の把握がしにくいのでたまには開けてみてみましょう、カバーには点検窓もあります。ガラガラ音がしていたらそれはチェーンの伸び過ぎ。外れるようでは手後れ、まめに点検しましょう。引いても外れるようならばスプロケットも点検を。山が寝ているようではいけません。
  チェーンのサイズは420です。
 
  フロントスプロケット…ドライブスプロケットといいます。「駆動する側」で”ドライブ”かな? 
  PressCub50は標準で13丁。SuperCub50も13丁です。SuperCub70が14丁、SuperCub90が15丁。
  リアスプロケット…ドリブンスプロケットといいます。「駆動される側」で”ドリブン”かな?左がPressCub50のもの、右はSuperCub70のものです。 
  PressCub50は標準で42丁。SuperCub50は40丁です。SuperCub70が36丁、SuperCub90が39丁。
 
車載工具
  御多分に漏れずあるだけマシという程度の安っぽく簡単なものが左側のサイドカバーの中に収まっています。ただ、アクスルシャフトをゆるめる時の30mmレンチと、何故かどんな機種でも車載工具のが一番使いやすいというプラグレンチは結構使ったりします。
  但し、あると無いとでは大違い、甘く見てはイケマセン。
 
  車載工具を全部並べてみました。 
  上がツールバッグ、左からドライバプラス、ドライバマイナス、プライヤー、レンチ延伸ハンドル、30mmメガネレンチ、22mmメガネレンチ、14-10mmスパナ、8-12mmスパナ、プラグ・17mmボックスレンチ、ボックスレンチ用ハンドル。 
  ドライバ類は、プラグレンチをハンドルとして使用しますが…鋳造なのでプラスドライバの先端がネジ山にはまらないという。ハッキリ言ってドライバは使い物になりません。
  左サイドカバー内に収納されています。硬貨の一つもあれば取り出せますが、無いと泣きます、途方に暮れます。
 
キックアーム
  エンジンを掛ける為に普通はこれを蹴っ飛ばします。滅多に折れる事もありませんし外れる事も無いでしょう。また、圧縮比の小さい50ccでは重くてエンジン掛けるのが難儀やな〜って事も無いでしょう。私が使っているpressCUBは毎日使われているので、どんなに寒い冬の朝でも(まあ、たかが知れた寒さですが)一発でエンジン始動が可能です。意外と蹴り易いアームです。
  あ、しばらく使っていると(かなり長い”しばらく”だけど)キックの時スカスカになる事があります。その場合、クラッチが滑っていますからアームの横のエンジンクランクケースの所にみえるナットを廻して締めるとOKです。それで駄目なら…他の原因(圧縮漏れ等)が考えられます。
 
バックミラー
  標準で左右に付いていますが前籠から新聞をぬく際にかなり邪魔になりますので、左側は最初から取ってしまいます。但し、転倒などにより破損が結構有るのでその時の交換用として取っておきます。そう…簡単に割れるんです(扱いが悪いだけ?)。
 
PressCub50を軽く眺めてみる・特徴的なところPressCub50を軽く眺めてみる表紙


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