集合ポスト

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　 その名の通りポストが集合している形態。一個一個で存在していたら大した物に見えないが、集合の仕方次第では「うをっ！？」っと圧倒されるものもある。
　 集合ポストでも雑居ビル系、マンション系、アパート系でポストがある場所と形状が違う。
　
　 マンション、アパートでは基本的にドアまで新聞を持っていく。しかし読者の要望や、エントランスホールの扉がオートロック式だと階段を上がっていく事が出来ないからエントランスホールに有る集合ポストに入れる事になる。
　
　 集合ポストに新聞を入れられるのは配達員にとって大変有り難い。階段を昇っていく必要が無い、大量の新聞を一気に片付けられるなどなど。部屋番号を覚えてしまえば機械的に配る事が出来る。私は番号ではなくポストの位置で覚えてしまっているが。だからこそ某所では集合ポスト専門の配達員すらいる、1000軒を配るそうだ。集合ポストならでは。
　 ただし、月初めには大変混乱する。慣れでの配達だから少し変化あると大変混乱する事になる。これまで当たり前のように入れていた家に対して「あれ？ここって入れるんだっけ…」と悩んでしまう。月初めには入れる部屋番号の確認をしないとまずい。
　 また、誤配の可能性が高い事も挙げられる。こういうところには新聞はきっちり部数を持っていくので、配り終わった時点で新聞が余ると言う事はない、余っていれば入れ忘れ、捜す事も簡単。しかし入れるはずのポストの隣りや上、下に入れてきてしまったなんてことをしても配達員は機械的な動きで配るから違和感が無いかもしれない、そして配り終わった時には…新聞は余っていない、ピッタリ。現読にとって見れば不着、他紙読者にとってみれば誤配である。
　 余り調子に乗ってほいほい配り過ぎると自分の首を絞めるポストでもある。
　
　 次はポストがある場所。最近のマンションだとエントランスホールが有るからそこにある。オートロックの扉が有るにしてもその手前にもう1枚扉があり、それなりに密閉された空間である、だから新聞が雨に濡れないように持ってきて合羽などで新聞を濡らす事が無いように新聞を入れる事が出来るならば、ポスト事体は濡れていないし雨に濡れる環境ではないから新聞が濡れる事はない。
　 雑居ビルだと、軒下にポストが有るにもかかわらず雨が吹き付けるようなところにある場合が多い、その上ポスト入れ口に蓋が無かったりする。そういうポストは深さがある場合も多いので新聞を抜かれる可能性は低いが新聞が濡れてしまう。袋詰めは必須。濡らさない、抜かれないを考える。
　
　 盗難に関して。
　 雑居ビル系でちゃんと奥まで押し込んでこないと持っていかれる…雑居というくらいだ、住んでいる・出入りする人々はそれこそ様々、ついでに最近の人付き合いの無さから余り罪悪感も無く持っていかれるのである。
　 配達員にしてみればそれなりに印象があって入れてきた記憶があっても読者からは不着の連絡、配達員は納得が行かない。それでも不着を決めるのは読者である。…言い訳をする必要のない入れ方を考える必要がある。
　
　 入れ忘れ、誤配に気が付いたら…入れ忘れの場合は一度覗いて確認すればよい、しかし新聞を入れ間違うと今度は一苦労である、入れ口は狭い、そのくせ奥行きや深さがあるもんだから手を突っ込んでも届かない…とにかく使えるものを使って（私なんかは箸を使ったりする）何としても抜いて入れ替えてこねばならない。確信犯は最悪である。まあ、諦めも肝心な時があるが、その際は当番にその旨伝える事をしなければならない。
　
　 上記の事を踏まえて、集合ポストで不着誤配を無くすのはどうしたら良いかと考えた。
　 いきなり新聞を奥まで押し込んでしまうから後々混乱・難儀するのだから、いきなり押し込まなければいいんではないか、と。具体的には、まず新聞を挿す程度にポストに挿し込んでいき、全てを挿し込んだら部屋番号と新聞の銘柄を確認しながら押し込んでいく。時間は多少掛かるかもしれないけど確実な仕事の為に多少の時間を惜しむものではない。ほんの僅かな時間が掛かるだけなのだから。
　

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j-1

L2

デフォルト-d2　　　  横二つ折り-d1　　　  三つ折り-d3　　　  四つ折り-d3

a-2の深さの無いものが並んでいる感じ。　　  オートロック式マンションであり、裏（扉の向こう）に取り出し口がある。

　

　 a-2が並んでいる形態の集合ポスト。取り出し口はオートロックの扉の向こうである。
　 で、狭いところにポストを固める必要があるから奥行きはあるが深さが無い。それでも入れ口に蓋があるポストの場合は深さより奥行きの方が重要である、それで構わない。だからこそ元日の新聞がデフォルト-d2で挿し込んでくる事が出来る。
　

　

j-2

L2

デフォルト-d2　　　  横二つ折り-d1　　　  三つ折り-d3　　　  四つ折り-d3

a-2の深さの無いものが並んでいる感じではあるが、取り出し口が前面にある。　　  オートロック式ではないマンション。

　

　 j-1と同じ形態では有るのだが、正面に取り出し口がる。どちらかといえば蓋が正面にあり内側に折れ正面に取出口があるポストが並んでいる感じ出はある。
　 だから新聞はj-1と同じように入れると読者が取り出しにくいかもしれない、しかし取り出し口は大きいのでそんなに深く考える必要はないと思う。
　 実はこのポストのあるマンションは階段を昇っていけるのでドアのところまで新聞を持っていくのが基本、しかしその肝心のドアにポストが無い、L字のノブが有るだけ。それもそのドアノブに新聞を挟む事を要求する読者がいる。その場合は勿論上まで持っていく事になるが、会社に行く途中抜いて持っていく読者も居るので、集合ポストで構わないという読者も居るのである。喜んで集合ポストに入れさせて頂く。
　

　

j-3

L3

縦二つ折り-d2かd4　　  横二つ折り-d2かd4　　  三つ折り-d2かd4　　  四つ折り-d2かd4

c-1とd-3の合いの子のような作り。　　  前面に取り出し口があり、観音開きの半分状。　　  オートロック式マンション。

　

　 ここもオートロック式扉のあるマンション。この壁の対面にも集合ポストがある。エントランスホールが狭い。
　 ポストの形状としては蓋が上にあるポストのd-3と蓋が正面にあり内側に折れ正面に取出口があるポストの合いの子のような形状である。でも、取り出し口の開き方が上に持ち上げるのではなく横に開くので、閉まりが甘い、新聞が厚すぎて新聞が開こうとする力に負けて取り出し口が開いてしまい新聞が落ちる事がある。
　 この写真では新聞を押し込んではいないが、押し込んで押し込めない事もない。しかし「挿す」事が暗黙の了解ごととなってしまっているのでこういう状態なのである…盗難の被害が何度かあった（現場も見た！）。
　

　

j-4

L2

横二つ折り-d1　　  三つ折り-d3　　　  四つ折り-d3

c-1の入れ口蓋が無い様なもの。雑居ビル系。

　

　 雑居ビル、古めのマンションや公団住宅系に多く見られるポスト。この系統のポストがあるところは上間で登っていける事が多いから使う事はないと思う。店舗でシャッターの隙間を嫌ったりするとここに入れる事がある。
　 奥行きはないが結構な深さがある、蓋はない。だからしっかり奥まで押し込まないと持っていかれてしまうかも。そのビル、マンションの立地にも因る。
　

 

j-5

L3

横二つ折り-d2　　  三つ折り-d2　　  四つ折り-d2

開口面積は小さい、奥行きが無い、深さも無い。3重苦。

 

　 とあるワンルームマンションの集合ポスト。住居部分はドアにポストがあるので階段を昇っていきいれてくる事が出来るのだが、1階部分が店舗スペースとなっていてこのポストを使わねばならない。
　 …形状が余りにも中途半端なのである。奥行きはない、深さもない、開口面積も狭い。新聞を入れるには無理がある、どんな折り方をしてもポストに収まる事はないのである。
　 その上住宅地にあり、道路に面している、その道路の歩行者（通勤途中で駅に向かう人々）がかなりいるので新聞を持って行ってしまうのである。目撃までして文句を言った事もある…
　 それ故店舗のドア部に新聞を挟むようになったのだが、それでも持っていかれてしまう。しょうがないので苦肉の策を生み出したのだがこれも2度手間になってしまう…とにかく困ったチャン集合ポスト。

　　　　　　　　 

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