ポスト図鑑をみるにあたって
これまで私が見てきた、新聞を入れてきたポストの種類なんてたかが知れた数だが(配った事のある区域が少ない)その中でも好き嫌いはある。それをちと書いてみようかというお話。だから私の勝手な好みである。
…たまに、「ポストは新聞を入れることを前提に作られているのだろうか」と考えることがある。
新聞をポストに入れるもんだというのは昔からの了解事だと思うのだが、今だ見た目重視の「ハッタリポスト」が多いのが気に入らない。
私好みのポスト嫌いなポスト。
好きなポスト
私の好きなポストは勿論入れ易いポストのことではあるが、ただ入れ易いだけではなく読者が取り出し易いことも気にする。「読者が取り出しにくいだろうな」と言う精神的苦痛が嫌なのである。
気に入ったポストの特徴をとりとめも無く挙げてみると
ポスト入れ口の開口面積が広いもの。幅が広い、高さがある。
奥行きがある。
深さがある。
入れ口に蓋がある。
ステンレス製。
プラスチック製。
つまりは「新聞の折り回数が少なく、元日でも問題無く入る、雨に濡れない」ポストが好きなのである。
現状で理想に近いのは「ダンボール箱」なのだが、紙製で蓋も無い。これに上記の条件が備われば完璧なのだがそんなポスト見たことがない。
新聞の厚さに関わらず、当然のように新聞を入れることが出来るポスト。
そうそう、何度か松戸で朝日新聞の「新聞専用ポスト」を見たことがある。その様に新聞用に特化されたポストも好みである。
それで私が既製品でもぼちぼち満足出来るポストを作っているのが「松下電工(National)」と「H.S.K.」というメーカーのもの。
嫌いなポスト
嫌いなポスト、勿論好きなポストの特徴を否定した状態のものはもちろんだが、それ以外にもある。
鉄製ポストで錆びているもの。
木製ポスト(大概自家製)で崩壊が進んでいるもの。
一見まともなポストだが、裏蓋が無いポスト(とんだいっぱいクワセモノポスト)。
勿論あからさまに壊れているポスト。
裏蓋があっても閉じが甘いポスト。
読者の質を疑ってしまうようなポストは嫌いなのである。ハッキリ言えば「ぶっ壊れポスト」。
錆が嫌いだとか、裏蓋がどうだと言うのは、新聞を入れた後で起こりうることに対応できるかどうかが心配だから。錆ポストは新聞を入れる時点で傷がつく可能性があるし、うまく入ったとしても読者が取り出す時点で傷ついてしまうかもしれない。
とにかく新聞を入れるのに悩んでしまう、入れた後のことを心配する必要があるポストは嫌い。
ポストのある場所。
こういうのを立地条件なんて言うんでしょうかね?
新聞をちゃんと入れるのには配達員の機嫌が関係してくるかもしれない。気分よく入れることが出来るようならば新聞の入り方も美しくなるかも知れない…
私が新聞を配っていて思ったことは、
「バイクに乗ったまま新聞を入れられるところは気分がいい」
である。
新聞は読者の望む場所、即ちポストのある場所まで持っていくのが原則、だから団地やアパートみたいに1階部分に集合ポストがあっても階段を昇ることが出来、ドアにポストがあるならばそこまで持っていかねばならない。もっとも、オートロック式マンションでは集合ポストで構わないが。
どんなに口で「読者の為」とは言ってみても、階段を昇っていかなければならないところは面倒くさい。若しくはバイクを降りて路地やガレージの突き当たりまで行かねばならないところにあるようなポストも。
それでも配達員はそんな愚痴を読者に言えるわけはない、言ってはならない。…けどせっかくだから言っておくことにした。
ポストはバイクに乗ったまま新聞を入れられる場所にあったほうがナンボ楽なことか…
で、そのバイクに乗ったまま入れられるポストについて考えた。ポストが進行方向右側にあるか左側にあるかに依って入れ易さが変わるものなのか、と。普段そんな事考えない、無意識に新聞を折り入れてくるだけ。だけど「新聞を入れる(実践編)」で新聞のどっち側を上にするか、を考えながら配達をした時一緒に考えてしまった。
「新聞を入れる(実践編)」ではどちら側も上にして新聞を入れると書いたが、もっと意識してみるともう少しハッキリ傾向があることが分かった。進行方向右側にあるか左側にあるかで全く反対(イメージでは裏返し)に入れていた。
ただ、ポストの左右は順路に因ることが大きいし、新聞のバイクへの積み方向(新聞をどちらから抜くか)、右手で入れるか左手で入れるかで違ってくる。
私は新聞は左側から抜くように積む、そして左側にポストがある方が入れ易かった。
また、路地でもバイクで進入していけるところがある。路地の路面状況(泥濘、砂、砂利、舗装)や幅によってバイクの回転のし易さが変わってくる。
ポストの位置を自分の入れ易いように、いいように持ってくるのは自分の腕次第…
ポスト図鑑(表)の見方
都合上付けたポスト名
ポストのサンプル写真
入れ口の幅
太文字-私常用
赤-元日
青-厚い時
緑-薄い時
紫-厚い時と元日
紺-厚くても薄くても
と
方向
(「この折り方はアリ」の例)
簡単な特徴
(私の恣意的なもの)
結構いい加減なものである。
この図鑑に登場するポストがすべてと言う訳ではないのは当然。あくまでその系統のポストで典型的な形と思われるモノを集めてみただけなので、サンプル写真と違うポストに遭遇しても同じようなポストを思い出して同じような入れ方をする、発展した入れ方を考える、そういうものである事を注意しとく事。
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