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時は流れて前回より1年後、私はなぜか大宮から東京方面へ引っ越していたのでありました。ついでに嫁様までもらってしまったのであります。まーいろいろあったんですよ、新聞配達辞めてから。というか、新聞配達を辞めて今の商売につくってことの原因もそこらへんから発しておるのですが。
今思えばこの、2人で4台を持っている、そして手元に置いてあるという事態が、人間の理性をおかしくしてしまったのではないでしょうか・・・これが2台がモトクロッサーとかいうのだったら分からないでもないんだけど、全部ナンバー付きでいつでも走れる状況に有る。オンであれオフであれ、存在は使用用途が違うが結局舗装路しか走らない足には違いが無い。用途が同じ4台を持っててどうするつもりだったんでしょうね?つまりは所有欲、みたいなものでしょうか。しかし欲求がこれ程度で満たされるなんてことはござーせんのが私達だったのでした。
しかし手元にあれば、乗ろうという気が起きて修理にも力が入るんではないか?と嫁に言われたので、そりゃそうだと手元に持ってくる気は起きたんだけど・・・何より、このアパートでの契約は「バイク4台」だから、今のままPressCub50を手元に持ってくるわけには行かない。そこでダメ元で大家様に「もう2台増えても、いい?」とお伺いをたててみましたら・・・「いいわよ〜」・・・二たび、あっさりOK。この大家様は・・・気が狂っ・・・(以下自主規制)。
エンジンだけ欲しかったので、yahooオークションにてまずはSuperCub90のエンジンを探し始めました。ええ、前から我がページで言ってる通り、PressCub90が欲しかったですからね、ともかくそれを具現化してみたかった。90ccもあれば街乗りでは余裕でしょうしね〜
さしたる競争相手も無く、無事落札したので御座います。ただねぇ・・・輸送費が結構大きかったわね。ついでに運送屋の都合上車輌が手元に来るのに多少時間が掛かってしまった。それ差し引いても「ぐふふふふふ」と、独り部屋の片隅で喜んでいたので御座いました。
前置きがとても長くなっちまったけど、その、生け贄の遺影が今回のお題なので御座います。2000年7月26日に手元に届いたのですが、結局この車輌にナンバーをつけて公道を走ることは有りませんでした(ナンバーは都合上一時的に取得、その顛末は違う章で)。エンジンを外してしまえば当然にガラクタ産廃になってしまうので、まだ原形をとどめている間に、ウチに有る車輌群として集合写真を撮っておくことにしました。それが2000年8月5日だったので御座います。そして翌日には哀れな子羊と化したので御座います。 |
タイカブ100EXの最初で最後の、在りし日の姿。この後原形をとどめないほど哀れな姿に・・・は、なりませんでした。なんとなく、この形を残しているので御座います。
というのも、予定通り剥ぎ取ったのはエンジンとサスくらいなもので、その他にほとんど手を入れなかったためです。 ちなみにこの姿は我が手元にもらわれてきたときそのままで、何も手を入れてない状態です。ですから最初からレッグシールドはなかったんですよ。このまま乗るならレッグシールドの有無には拘るかもしれないけど、私の視点ではそんなもの無い方がいいくらいだったのでした。だからこそyahooオークションで競争率が低かったのかもしれません。 |
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これもまた、最初で最後の絵であろう、PressCub50とタイカブ100EXが並んだ姿。これが、PressCub50を親会社とした吸収合併が行われるようなもので御座います。決して、共同出資で新会社を設立するとか、持株会社を作るとか、そういうのでは御座いません(というか、2個1をそういう風にたとえるにはどんな造作をすればいいのか、書いた私にゃわからない)。 | |
タイカブ100EXのエンジンと吸気部分。ぶるじょわ装備のタイカブ100EXならではのセルモーターが見えております。キャブレターの口径は16φで、PressCub50の13φより当然ながら大きいです。
チラッと見えているチェンジペダルは、完全なシーソー式では御座いませんで、一応掻き上げることも出来るようになっていますが、アタクシはこれにはどうしても馴染めませんで、シフトダウンするときはペダルの後ろを蹴り下げます。 |
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よーく見ると97ccと刻まれているシリンダー。うふふふふふふ、これがPressCub50に載るのね・・・ぐふふふふふ。 | |
10590kmを刻む距離計。ということでこのエンジンの走行距離は10590kmと相成っております。ん〜、3人乗りでもびくともしないタフネスで鳴らすタイカブ100EX、新品同様で御座いましょう。
また、100km/hまで刻まれたスピードメーターが、このエンジンのポテンシャルを物語っております。 |
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タイからの輸入車で、さらに51cc以上ですから最初からダブルシートが装備されております。・・・が、そんなものに興味は無いので、当然ながら移植などは考えないので御座います。しばらくは放置で御座いましょう。 | |
ちょっとメガホンチックなマフラー。この直線的なところが妙にスタイルにこだわりがあるようなタイカブらしいところなんでしょうかねぇ?
これは当然ながら移植です。 |
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リアドラムブレーキ。純正部品(パーツリスト)ではリアブレーキパットCOMPの部品番号が違うので少なくとも同じ物ではないのでしょうが、キタコのパーツカタログによると、PressCub50のC50BN(D)-P以降と、タイカブ100EX(HA05、HA06)では同一のものが指定されています。さすがに100ccですから大容量ブレーキを使用しているのですね。SuperCub90はSuperCub50と同じ物を使っているというのに。
ということは、PressCub50はそれほど制動力が高いって事でしょう。まードラムブレーキの世界だから五十歩百歩だとは思うけど・・・ |
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フロントタイヤは2.25-17 4PR/33Lを指定されていますから、その点ではSuperCub90に負けてるかな・・・でもでも、テレスコピックサスで結構フォーク間が空いてますから、2.50-17を履かす出来るでしょう(試してませんので保障はしません)。 | |
これがまた、ブッとくて頑丈そうなリアサスです。3人乗りでも大丈夫って感じがにじみ出てて、さらにオールメッキでなかなか素敵な逸品。これは一発で気に入っちまったのでPressCub50に移植してしまおうと心に誓ったので御座います。 |
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何しろ気に入ったのは、ものすごくお手軽にリアサスの硬さを切り替えられるところでしょうか。こっちが1人乗り用。チェンジレバーに絵が描いてあるのがとてもほほえましいので御座います。
普段の街乗りとダート走行するときはこっちかなー |
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こっちが2人乗り用。人間らしき絵が2人分描いてあります。
新聞を満載するときとか、0.1tの人が乗るときはバッチリでしょう。 |
で、施工は翌日、8月6日になったのですけど、施工の模様は第六幕以降です。第五幕の予告として、ナンバー取得を取り上げる予定です。