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第一幕より時は遡り、1999年の5月5日、アタクシ不動になったと聞き及んだPressCub50を引取りに行ったのでした。ネットで知合った大阪の某ASA販売店の店長が以前より「要らないからあげる、持っていきな」といわれておったので、実行に移したのが5月5日だったと言うわけでございます。幾らタダでくれるといっても大宮からわざわざ大阪まで貰いに行くのは愚のようなきがするけど、私大阪、というか関西好きだし、そこの店長とも久し振りに飲みたかったし、神戸の妖しいおっさんにも会いたかったから・・・いよいよ行くとなるとあっち方面には用事が結構あるような気がするので、カブがどうこう言わなくても行く事は全くやぶさかではないのでありました。
この時点で、第一幕に登場したエンジン不動のPressCub50の譲受は決まっていたので、エンジンが動くPressCub50が欲しかったのは確かなんだけど、そのくれると聞いた時点ではどうもエンジンは不動らしい、しかし年式は店から譲受けたものより新しいらしい、んじゃぁエンジン探すなんて事しないで何処が不都合か調べて自分で直そうじゃん、せっかくくれるって言うんだし、という事でガラクタが増えると分かりつつも貰いに行ったのであります。ただ、不確定、というか不明な点が多すぎて、その車輛の状態はイマイチわからない、もしかして・・・と言った期待も多少あったのであります。 で、現地で現物を見ました。期待は嬉しい方に裏切られました。・・・エンジンは全く実働、10000kmちょっとしか走ってない新車同様(カブだからこその物言い)、問題があるのはフロントフォーク部分のみだったと言うこと。なーに、店の若い衆が、電柱だか壁だかに突っ込んでフォークを曲げちまったもんだからうまく走れなくなった、それで廃車。すぐに新車を入れてしまったそうだ。・・・なかなかぶるじょわじぃな販売店ではあるが、その恩恵を私は受けてるのだから、ブルジョワ販売店の人と仲良くなれたことを喜んでおこう(庶民な私)。
で。この写真、そこの店長。といっしょに撮ったスケルトンカブ。部品にばらしてしまった残り。んで、福島風とありますが、内容とは一切関係ありません。私が少々福島なまりだから書いて見ただけ。 |
店先でやってたもんだからいろんな人が通るんですけど、その中でこの付近のねいちぶと思しき人に話し掛けられて、一方的に熱弁された記憶があります。でもちょうどそのとき分解で1番の山を迎えていたので、聞き流してしまいました。・・・結局一時間くらい語って去って行きました。最後の言葉が「がんばれ」・・・いやぁ、そんなに頑張ることでもないような。 |
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解体を終えて荷造り最中の私。店の中からダンボールを数個用意し、哀れバラバラにされたカブをダンボールに詰めて行ったのでありました。
店の前でかなり店開いちまったもんだからかたつけるのが大変だった・・・始めた時間が遅かったものだから終わりは日もどっぷり暮れちまった19:00過ぎ。その店の店長が「早く飲もうや」とあせらすんだもの〜 |
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最終的にはダンボール6個にF、Rリム(タイヤ)をヒモで一つにまとめた(写真には写ってない)合計7個の物体に変化しました。この状態で大宮に送っちまおうって算段なので御座いますが、何処の運送屋を使えば1番安く行くか翌朝他の店員を交えて大論議したのでした。
その結果、西濃運輸を使う事になり、翌朝店長と私がカブ2台に分けて積み、西濃の営業所まで持ち込む事にしたのであります。んで、まとめて送って送料は・・・3,014円なり。 ハッキリ言って激安でした。これにはさすがに店長も驚いて、カブ2台に荷物7個積んでしまったことも相俟って「引越しできるな、相当な荷物でも」と統一の見解を発したのでございます。 ちなみに、カブのままで送った場合はどうなるかは分かりませんが、ここまで安くなることはないとおもいます、悪しからず。 |
大阪において行くことにしたのは、フレーム、Fフォーク、ガソリンタンクとレッグシールド。上の送料のことが分かっているのならばそれこそこれらも置いていかなくてもよかったかなーとは思いましたが後の祭、処分は店長に任せる事にしたのであります。
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しかし、部品は区別もせずただダンボール箱に放っただけなので、いざつける時が来たらパーツリストとの照合が大変そうです。