CRM80整備日記 第二段階
そもそも素人整備が、大変な事をまきおこしました。 01/08 クランクケースカバー(クラッチ側)を外す。クラッチプレートを交換するつもりでした。まず、大変なことが1つ。はじめのうちにクーラント液を抜くのだが、なぜか!!ものすごい茶色 (ほんと、こんな色)であった。写真に収めたかったのだが、デジカメはなぜかその茶色にびびって、バッテリーがあがってしまいました。いや、自分はクーラントなんて見た事がないけど、明らかにやばそうなかほりが漂い、尋常では無い色に、ド素人でもおかしいのがわかりました。 そして、さらに左下のボルトを外すには、エンジン自体を持ち上げなければならず、チャンバーとマフラーを外すが、それでもタイヤレバーを使ったり、手で持ち上げたり、もうかなりきつい作業でした。やっとのことでカバーを外すが、結局専用工具が無く(泣く)出来ず(それくらい調べろって)。今回はクラッチスプリングの交換だけに終わるのでした。どうやらクラッチプレートもそれほどの減りではなかったらしく、次回に持ち越されました。 そして、後には、おも〜いおも〜いエンジンを持ち上げ、なんとかガスケットを着けて組み立てるのですが、それが、そんなに簡単にはいかないのでした。キックペダルのスプリングや、その他歯車を上手く噛み合わせなければならず、さらに四苦八苦。なんとか組み上げたのですが、ラジエーターの中が腐ってそうなので、ホースを突っ込んで、水道水でじゃぶじゃぶと洗いました。むちゃくちゃいや〜な色をしていました。とどめは、暗くなったアスファルトの上で、ボルトを2本紛失。1本はなんとか見つけるが、クーラントのドレンボルトがどうしても見つからなかった。しかし!作業した場所がよかった!そこは部品取りのCRM50が置いてあるところだったのであった。う〜んこれこそ部品取り車の醍醐味(違うって?)。ま、今回はクラッチプレートは交換できなっかたけど、クーラント液がやばやばだったので、早期発見できてよかったかな・・・と、自分を誤魔化したのでした。 そんなこんなで動き回っていて、ふとCRMの下を見ると黒い水たまりが、、、。あ!漏れてる!昨日のガスケットがうまくはまっていなかったのか、クランクケースのオイルが漏れてきてしまいました。とにかくその日は、液体ガスケットで誤魔化して、家まで帰ったのでした。あ〜あまた整備しなきゃ。 その後、某A店より連絡がくるが、どうも駄目らしい。結局、斬った貼ったが必要そうなので、暫く家の肥やしになる運命になりました。天井に宙吊りにして展示したり、最後にはパソコン机の下に入り込んでいました。 01/22 一応、上野にフランジに使える物が無いか探しに行く。CRMとNSRがおなじ形式だろうと踏んで、見に行くとあるではないですか、NSR用のチャンバーに、そのフランジが!見せてやりたいね、初めに無いと言い切った某R店の店員に。とにかく、くれ!と言ってみる。単体で売る事はまず無いらしいが、どうやら取り寄せてくれるみたい。時間はどれくらいかかるかわからないそうだが、注文してくる。 01/26 上野某K店より注文の品を受け取る。案外早かった。しかし、チャンバーまで手が伸びるのにはまだまだ先の話になるのであった。 01/30 専用工具も部品も揃ったので、もう一度クランクケースを開ける事になりました。今回は作業精と、オイルがもったいないので、横に倒してやることにした。その前に、クーラント液を抜くがやっぱりまだ茶色がかった色でした。やっぱりじゃぶじゃぶ洗っておいてよかった!で、開けてみてビックリ、オイルに水が入り込んだようなふうになっていたのです。あ〜結局オイル交換は必須となってしまいました。(後日談:ラジエーターを水でじゃぶじゃぶやったせいで、入ったのではないか?) 今回は倒してやったので、クランクケースのボルトは簡単にはずれたのですが、せっかく専用工具が揃ったのに関わらず、ロックナットのかしめをどうすることもできず、近くに鉄パイプもなく、泣く泣くそのまま閉める事になったのでありました。しかし、やっぱりキックペダルのスプリングやらが上手くいかないのでした。 そんな事などへでもない出来事が、その後起こるのでした。 そんな事とは。何の気無しにTレンチでボルトを閉めている時に起きたのでした! ぐ〜るぐ〜る閉めていくと、ふと、変な感触が手に。「なんか変!」と思った時は レンチを抜くと、そこにはネジ山の部分がないボルトが! あ〜あ! 01/31 しかし、ちゃんと(しかも次の日)一応ミッションオイルの交換をしたのであります。恐るべし液体ガスケット!ちゃんとクランクケースを守ってくれているのにはかなり感動しました! しかし、事件のせいでさすがにいろいろ整備しよう!と思っていた気合いも自信も吹き飛んでしまうのでした。 |