アメリカンポスト
アメリカで見られる・用いられるポストだから「アメリカンポスト」。
何だか西洋かぶれで個人的に外見はすかんのだが、ところがどうして新聞配達に於いての使い勝手はかなり良い。
奥行きはある、容積はある。形状にばらつきがあるが、私が一番折り易いと思う縦二つ折りがそのまんまは入るポストが多い。よって元日も普通の感覚で新聞を入れられる。
また対面に取り出し口があるので新聞を入れ易い方向がそのまま読者の取り出し易い方向でもある。
ただし、蓋を新聞で跳ねて開けるという事は出来ない。それをやるのには無理がある構造。蓋を手で開けなければならないという行動が増えてしまうが、精神衛生での欠点として考えてもそれ以上に「これ、ええわぁ」と思うポストなのである。
材質はステンレス、アルミ、鉄、プラスチック。鉄製は例によって崩壊している事もあるが、蓋が筒状の本体に「はめる」形でついているので外れていても大した事はない、また元どおりに戻す事は簡単。
それでも対面に取り出し口がついている事、縦二つ折りの長さとあいまって取り出し口の蓋を勢いで開けてしまう事がある事に注意。
で、プラスチック製のアメリカンポストもあると書いたが、このポスト、入れ口の蓋を開けると赤い突起物が跳ね上がるのである。そうすると配達員にしてみれば蓋を開けた→新聞を入れたと印象に残り不着をする事は激減すると思うし、読者にしてみれば前日夜までにその突起物を戻しておく事で朝起きた時新聞が入っているかどうかを遠めに確認できる事が出来る。なかなか秀逸な構造と痛く感動したものである。
「
ポスト図鑑をみるにあたって
」で書かなかったが、ポストに要求するものの一つに
「配達員は新聞を入れた・読者は新聞が入っている」事が一目で分かる構造になっていると不着に関しては激減すると思う
のだが、どうだろう?
e-1
L2〜
縦二つ折り-d2かd4
横二つ折り(曲げ)-d2かd4
三つ折り-d2かd4
四つ折り-d2かd4
開口面積、奥行き、容積ともに大きい。
取り出し口が対面にもある。
極々標準的なアメリカンポスト。奥行きはL1あるので縦二つ折りが自在に使える。
赤い突起物は中身が入っている時に上げておくものだが、別に気にしなくてもいいと思う。
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