配達に関わってきそうな機械のお話。
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折込機23段仕様。左右11段ずつと一方に帯用1段で23段。1台、現金価格で290万円(メンテナンスに来ていた営業マン談)。
場所によっては、この機械で組める1組(つまり23種類のチラシの組)を「1回戦分」なんていいます。 構造を見てみると、そりゃあもう大した事はないような気がするのですが、単純な構造だってしっかり仕事は出来るのですから複雑且つ多機能を望む必要はないんじゃないですかね? 紙の山から1枚1枚さらうのにゴムのローラーを使うので、チラシの紙質によっては2枚以上さらわれてしまうこともあるし、ゴムローラーの摩耗も有ります。使うこなすには熟練の技とメンテナンスが不可欠。 ちなみに側面は鉄板で出来ているので掲示板に使うには最適。 |
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15段仕様。左右7段と帯用1段で15段。ナンボするかは知りませんが、いい値段するんでしょうね。 |
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チラシをガンガン叩くなりバサバサ伸ばすなりして、機械にズズズイッと広げながら(機械がさらい易いようにね)セットしていく。ただ機械にチラシの固まりを突っ込むだけでは紙詰まりなどを起こして歩留まりが悪くなります。
ここが熟練の技を要するところでしょうね、1度にセットするチラシの量、形状等など。 |
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チラシの量、紙詰まりなどを監視し続ける為に、機械にチラシをセットして放置しておくだけではいかんです。監視していたって結構頻繁に「ピーピーピー」とエラー音が鳴り響くのですから。かなり無情な響きです。その度にチラシの補給や不都合の発見をし修正してまたスタートボタンを押します。
ホンの小さな紙の破片が詰まっただけでも機械が動かなくなるので結構シビアといえばシビアですかね。 |
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山から1枚ずつさらわれたチラシは機械の中央部を上から下へ流れていき、タイミングよく重なり合わさり最後に帯で締められ(ってほど締めるわけではなく、2つ折りにされた帯に使われるチラシに挟まれる)一番下へバサバサと落ちていきます。
組上がりはどんどん増えていきますから適選取り出し形を整えて積まれていきます。1回で組めるチラシは23種類までですから、それ以上ある時は2回3回、時には4回以上同じ行為をやっていきます。チラシの種類が多ければ多いほど時間が掛かりますし、配達区域によって入るチラシが違うなんて時にもまた別の作業として行う事もあります。 そして心血注がれて組まれたこの折込が翌日の朝刊に折込まれます。 |
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この機械がこの店に登場したのは1997年5月26日。それまでは1部1部手で新聞を袋に詰めていたので、この機械の登場で雨の日の配達がどれだけ楽になったか…(T-T)
本当に泣いて喜んだよ、これ。
ただねー、いきなりこれにしか接した事無いとか頼った事無かったりすると、突然の雨に対応できなかったりポストへ新聞の入れ方が甘くなる可能性はあるのよね… 1台84万円(或る本によれば)。 |
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ここから新聞を機械に飲み込ませます。ここで躊躇していると機械が空回りしてビニルだげが伸びて行ってしまう…新聞の形に沿って熱で圧着・密閉をするので、新聞がちゃんと飲み込まれていかないとアカンてぇ訳です。躊躇いなく、手際よく1部1部をリズムよく、ですな。
あ、密閉といっても片隅が僅か開いています。空気抜きの為。だから完全に密閉されてはいないので水に浸すなんてことになると水の浸入があります。 |
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矢印のラインを通って袋に詰められた新聞が落ちてきて下の箱に積み重なっていきます。下の箱を奥まで密着させておかないと隙間に落ちていくかも。また、変な形で中途半端に落ちてしまった新聞があると美しく(?)積み重なっていきません。 |