お客さんとの攻防

いろんな人がいて、それが社会しかし、納得いかないこともある。
そこは仕事と割り切って、頭下げましょ心で泣いて、顔で笑って。
しっかし、こっちはそのお金がないと給料もらえないのよ。
新聞奨学生と違って、こっちはただのバイトなのよ。新聞奨学生だって、
学校があるのよ、学業が。一回で払って下さいよ。
集金してると、いろいろな人がいるもんです。
悪気はないんだろうがこっちも仕事だ、いろんなやりとりします。

注意:決して、それが嫌な訳でもありません。いろいろこちらにも悪い所があるでしょう。
それは否定しません。ある、特定の人を指している訳でもありません。

 
釣り銭についての攻防
 
お釣についてなんですが、とりあえず、小銭とお札を2万5千円分くらい持って行きます。お客さんが皆さん丁度の金額を、25日になると用意していてくれればいいのですが、ほとんどの場合、お釣が必要になってきます。それでも、まだ、千円札だったりすればいいのですが、壱万円札が結構な確率で出てきます。それ用にお札も必要になります。回り初めで、壱万円札が連発するともう大変。お札が足りず、集金どころではなくなり、店に戻るか、銀行行くか、パチンコで両替えするかになります。いずれの場合もそれなりのリスク(店:ある可能性が低い。銀行:待たされる。パチンコ:ついつい引き込まれる)があるので、なるべく、財布を持っていそうな時は声をかけます。小銭の場合も同じで、お札ばかり出てくると大変な事になります。が、お札と違って救いなのは、主婦のお財布には小銭が眠っているという事です。足りなくなりはじめる直前から、小銭だけは無いかどうか探してもらうようにします。ただし、これでもダメな時はやっぱり、先程と同じ行為を取りますが、さっきと違うのは、パチンコが自販機に変わる事でしょう。
しかし、困るからと言って沢山持ち歩くと、不用心で、なおかつ鞄が重くて仕事になりません。この、釣り銭の小銭の具合が結構難しく、小銭で貰い過ぎると重くてたまんないし、かと言ってお釣ばっか渡してると足りなくなるしで、結構それなりにいやです。丁度上手い具合に小銭を用意してくれている人と、そうで無い人が均等にいればいいですが、いなければ、小銭が無い時は、なるべく財布を探してもらいますが、小銭があり過ぎる時は、財布を探し始めた途端に「お釣ありますよ」と言って、小銭を置いてきてしまいます。お札の場合はもう、観念するしかないでしょう。壱万円しか持って無い人は、本当に持って無いですから。終わり頃になると、小銭は少なくなるが(100円玉は凄い事になるが)、お札(特に千円札)は増え過ぎて困るので、顔見知りの人に両替えしてあげたり、飲み屋の釣り銭両替えなどしてたほどです。そういう事考えつつ集金しております。本当、千円札だけで30万、100円玉だけで2万ある鞄は、いやになります。
 
集金についての攻防

  集金自体、人から好かれるような事ではないようです。なんで毎日配ってもらって、その金、しかもそんなに高額ではない4千円に満たない金額を払うのをしぶるんでしょうか??昔、宅急便のバイトをしてた時は、みんな喜んでいたから、急な訪問は嫌な訳じゃないし、人嫌いでもないようだし、手間も惜しまないし一体どこがそんなに違うにかなあ?贈り物を貰うのと金を払うのとでは訳が違うが、1ヶ月情報を毎朝毎晩届けられてるのに、なぜ嫌か??ちょっとわからんぞ。しかし「ありがとう」と言ってくれる人もいます。そんな時は報われた気がします。
 
集金日についての攻防

  25日ちょうどに初集を始めてしまうとよく言われるのが、「早すぎる」「もうそんな時?」などというお言葉。自分はそれでも取ってきちゃいますがね。日にちによってはお店関係ですら出し渋ります。そんなに新聞代って嫌なものかなあ?
 
集金条件の攻防

  やれ、古紙回収だあそこから入れだ、いろいろうるさい人がおられます。夜じゃないといやだとか、昼間じゃないといないとか、そういうのが嫌な感じ。夜早く寝てしまうのは仕方ないとして、とりあえず月曜の夜8時以降は嫌だ水戸黄門見たいとかいうのいるんですよ。そういうのは印篭が出た後に行きますが。とにかく、裏口から入らないと怒る家なんかあると大変困ります。
 
集金日指定の攻防

  指定。これは嫌です。月末以降とかそういう指定。4000円位払って欲しいよなあ、払って下さいよ。給料日が月末っていうのは判るんだけどさ、でもある時はくれよなあ。でも、年金が15日にしか入らないなら、そりゃお気の毒って事で許しちゃいますがね。でも、指定するのはいやだなあ。
 
袋についての攻防

  ただの、サービス品なのに要求してくる人間もたっぷりいます。新聞整理袋なんてもらってなんになるのか、1部しか取ってないのになぜ??という家が結構あります。あと、ビニール袋。ゴミ袋3枚でなにがいいんだ、それだけで1ケ月持つ訳がない。なのに「くれないと買わなきゃあなんないのよね〜」なんてどういうことなんだ??でも、この間から家の店整理袋だけになったので、言ってくる人にしかあげません。
 
券についての攻防

  券もうるさく言ってくる人がいれば、言わないで待っていて、くれないとある日いきなり止めてくれと言い出す人もいたりして、結構やっかいな代物です。ほとんどの人にはあげていないので、いいのですが、そのあげてない人に知られてしまった時が結構やなかんじです。とたんに「あの人はもらってるって言ってた」とか言い出します。これはしょうがないのであげますが、もっといやなのが、「もっとくれ」とか「他のがいい」とかそういうのです。中には「日曜日がいい」とかいう指定もあるので、そういう人は覚えておいて確保しておきますが、もっとくれなどと言う人は「決まりで1人2枚まで」といってしまいます。長年のつきあいで、しょうがないと言われている時は泣く泣くあげることになります。けど、いい感じの人など、仲の良い人には頼まれると、1、2枚ならあげます。まあ好みによります。
 
お金の攻防

  お金払う瞬間にも、お客さんとの微みょーなやりとりが発生するのです。例えば、5千円札を出しておいて、それを鞄にしまったところを見た瞬間に、1万円だ!と言い出す人がいるのです。こういうのが、一番困ったことになります。対策としては、まずお釣を渡すまでお札はずっと手に持っておくことくらいしかありません。よくスーパーでやってる、磁石でポン!というのと一緒です。
  後は、釣り銭を確実に間違えず渡す事です。貰った金額は口に出して確認して、お釣も口に出す事が重要。まずお客に確認させましょう。多い分にはなんにも言ってきませんが、少ない分には苦情がきます。
 
値引きの攻防

  けちな人に多いが、休み止めなどをしてると、確実に金額についてつっこまれます。たった3日でも値引きしろという人間もいます。まあ、覚えておくのもいいですが、適当に多めに言ってこられると大変なので、判っている時はあらかじめ引いておくといいです。今どきパソコンで顧客管理してる時は、証券の段階で引いてもらいます。自分なんかはつっこまれないよう覚えておき、ちゃんと証券の段階で引いておきますが、それでも難くせつけられたら、少なめに引いておきます。あと、つっこんでこない人は、引かないとかもありだと思ってます。ま、3〜5日が限度ですが。
 
配達について一言とか

  配達について言われると、集金人が配達人と一緒ならなんとか誤魔化しもきいて、言い訳もききますし、そのままあやまりもできます。が、違った時に集金人が適当な事を言ってしまった時には、ちょっとやばくなったりもします。ま、その辺は適当になごませときます。時間が遅いとかなら、なんとかなりますが、そうでなく、入れ方とか、雨ビニールのこととかになると、少々面倒臭くていやんなります。
 
払う、払わないの攻防

  こんな新聞知らないとか、取ってないとかそんなことを言われてしまうと、もう店に戻って偉い人の言葉を聞いてからにしないと、争うこともできやしない。あと、会っても今からパチンコいくとかそういうので払ってくれなかったり、明らかにいるのに、出てこないとかそういうやっかいなお客がなによりも嫌です。
 
不在との攻防

  不在の家はもう、どうしょうもないんだが、とりあえず、行きまくってとるしかない。そんで、いる時間を調べたり覚えたり、まあこの辺は、「いかに取るか」を見てやって下さい。


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